大雄與雲之王國
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『大雄與雲之王國』,1992年3月7日公開的多啦A夢電影作品第13周年。
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[编辑] 故事舞台
- 天上世界(天上聯邦)
- 12個州成立的聯邦國家。首都是中央州中央市。一直都和宇宙人交流,多啦A夢們到來的時候,植物星大使也到來。綠色能源的技術發達,但地上人不斷污染地球,所以天上的人口不斷減小。天上人和人類基本上是相同種族,但住的地方不同。
- 雲之王國
- 大雄和多啦A夢用道具形成,成為雲之國。為了買法寶建立王國,所以採用100日圓1股的股份採用制。小夫出的錢幣是300股(3萬日圓),靜香的是1股(100日圓),胖虎的是半股(50日圓)。王國有山、谷、川、遊樂場、餐廳等十分多的事物。
[编辑] 主要人物
- 比露
- 天上世界的絕種動物保護州女性管理員。敵視地上人,因為大雄、多啦A夢等人盡力保護天上聯邦,所以對地上人的看法逐漸改變了很多。
- 比露的哥哥
- 天上世界的絕種動物保護州的男性管理員。非常敵視地上人。
- 總統
- 天上世界的總統。挪亞計劃的實行者,他想按著開關制,令地上不斷下著大雨,摧毀地上。
- 孝路
- 捕魚的中途,船隻失事,天上人進行挪亞計劃的實驗,他和他的親友被捲進在無人島嶼,之後被帶進天上世界,不斷嘗試逃離天上世界。
- 寶衣
- 原作第35卷「小人村的寶衣」曾經出現,小人族的少年。多啦A夢與大雄幫助他和他的族人遷移到亞馬遜內陸,後來亞馬遜也開始開發,之後被天上人帶到天上世界。
- 小樹
- 原作第33卷「再見,小樹」中曾經出現、進化植物。元々は宅地開発予定地に生えていた小さな苗木だった。のび太により助けられ、ドラえもんの道具・植物自動化液で知性を得る。地球から植物星へ留学して大使となり、ノア計画の検討の為天上世界へとやってきた。のび太と一緒に暮らしていた時は子供だったが、現在は立派な成木となっている。ドラえもんのゲストキャラの中でも割と人気が高く、視聴者向けアンケート「ドラデミー大賞」ゲストキャラ部門で『のび太と鉄人兵団』のリルルに次いで2位に選ばれている。
- 密猟者(声優:小林清志・島香裕)
- アフリカのケニアで象を密猟していたところ、天上世界へと吸い上げられた地上人4人。全員がサングラスを掛けており、悪知恵ばかりが働く。
[编辑] あらすじ
雲の上には本当に天国があると信じてそれを馬鹿にされたのび太に、ドラえもんは雲の上に自分の理想の王国を作ろうと提案する。紆余曲折あったものの、仲間たちの協力を得て雲の王国はついに完成。しかし、王国で遊んでいる途中偶然に、本当に天上人の住む雲の上の世界があることを発見する。自然に恵まれ絶滅動物も生息するその雲は、絶滅動物の保護地区だった。そこの監察員パルパルにつれられ、施設に移動する5人。友好的に見えたパルパルだが、天上界では「動植物と地上人をあらかじめ天上界に避難させ、大洪水で地上文明を洗い流して破壊する」恐ろしい方策『ノア計画』が実行されようとしていた。
[编辑] 特徴
大長編シリーズでは巨悪的な敵キャラが登場しストーリーを盛り上げていたが、本作では「敵キャラと真正面から戦う」というパターンがとられていない。密猟者グループが終盤での敵ということにはなるが、むしろストーリー全体を通して描かれた天上人の方が地上人にとっての「敵」であった。天上連邦の国民全体を地上にとっての脅威とするならば、敵組織としてはその人口・兵力などは群を抜いていると言えよう(匹敵するのは『のび太の魔界大冒険』における国家的体裁をとっている大魔王軍団と、『のび太と鉄人兵団』におけるロボットの星メカトピアの鉄人兵団くらいか)。しかし、天上連邦は文明的に劣る弱い種族(地上人)には強いが、自分と同等以上の力を持つ者には弱いという描写がなされていた(終盤で密猟者達が雲戻しガスを乱用した際には全く成すすべがなかった)。
今回はドラえもんが故障し、5人とも散り散りにはぐれてしまうという状況でストーリーが進むことや、今までのような確固たる「悪」とは言い切れない相手(地球環境保護を唱え、環境を破壊する地上人を批判する天上人は悪とは言えない)とやむなく敵対する……という展開からヒーローもの的な要素は薄められ、メッセージ性が重視されている作品として印象深い。『のび太と竜の騎士』における、恐竜人たちとの対立と和解の物語を更に一歩進めたものと言えよう。
上記以外に本作が他の大長編と比べて「異色」と言えるのは、物語中でジャイアンとスネ夫が天上人をハッキリ「敵」と見做しており、戦うか逃げるかという姿勢を示すという「メンバー中での対立」が緊張感を増していたことやドラえもん不在の状況下、秘密道具の使用も不可能なため地上へ逃げて国連軍や自衛隊に天上界攻撃を頼もうとするなどの「現実的」な点である(この「危機的状況に、国連や自衛隊に連絡を試みる」という現実的な描写は『のび太と鉄人兵団』や原作漫画のいくつかの話にも見られる)。
大長編ドラえもんの中で最も直接的に環境(自然)保護の重要性を訴えている作品(2年前に公開された『のび太とアニマル惑星』でも人類文明への警鐘を鳴らしている点は同じだが、露骨さでは本作品のほうが上と言われる)である。ドラえもんたちは自然を守ることを誓い、映画を見ている人に呼びかけているように見える。とともに、ドンジャラ村のホイくん、キー坊(天上世界で植物星大使になった)など過去の(原作・TVアニメの)作品に登場したゲストキャラクターが多数出演している作品でもある。解説も入っているが、TVアニメを見ていない人(特に子供)にはわかりにくい内容が一部入っている。
この様な非常にシリアスな内容であり、ファンの間でも本作を晩年の傑作であると高く評価するファンは多数存在する(特に、ラストにおけるドラえもんの特攻、意識不明になったドラえもんをキー坊が助ける場面はファンの間でも有名であり、絶賛するファンも多い)。しかし、あまりにメッセージが直接的すぎてあざといとの批判的意見も決して無視できない作品であり(例:斎藤貴男「カルト資本主義」においてドラえもんに出てくる天上人の発想はカルトにつながるディープエコロジーだという発言)、賛否の分かれる作品である。
[编辑] 関連項目
- 大長編ドラえもん
- アニメ映画
- ドラえもんの道具一覧