XB-19 (爆撃機)
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XB-19は、アメリカ陸軍航空隊向けにダグラス社が試作した爆撃機で1938年に試作機1機のみ建造された。当時としては最大規模の重爆撃機であった。同時期にボーイング社も同様に大きな機体を試作しており、そちらはXB-15である。XB-19が採用・量産されることはなかったが、大型爆撃機建造技術の開発と飛行特性の研究のための実験機として使用されたが、大型爆撃機を製造していないダグラス社にしてみれば、計画を早く取りやめたかったが陸軍の意向により中止されなかった。1941年6月27日に初飛行に成功し、1943年にはレシプロ星型エンジンであるアリソンV-3420直列型に換装され、XB-19Aとなった。試験機としての使命が終わった1949年まで貨物機として使用された。
[編集] 要目
- 乗員:18名
- 全長:40.2m
- 全幅:64.6m
- 全高:13.0m
- 自重:63,500kg
- エンジン:アリソン V-3420 レシプロエンジン 4基(2,600馬力)
- 最大速度:427km/h
- 航続距離:12,500km
- 武装:機銃 11門、爆弾8,840Kg