WICKED BEAT
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WICKED BEAT | ||
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B'z の ミニアルバム | ||
リリース | 1990年6月21日 | |
録音 | - | |
ジャンル | ロック J-POP |
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時間 | 23分16秒 | |
レーベル | BMGビクター | |
プロデュース | 中島正雄 | |
レビュー | ||
チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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B'z 年表 | ||
BREAK THROUGH (1990年) |
WICKED BEAT (1990年) |
RISKY (1990年) |
『WICKED BEAT』(ウィキッド・ビート)は、日本のロックユニット、B'zが1990年6月21日にBMGビクターからリリースした、2枚目のミニアルバムである。このアルバムは、BMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立に伴い、発売権がBMGルームスに移行している。
目次 |
[編集] 内容
前ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』のダンスビートをさらにポップにして進化させた感じであり、曲のアレンジやサンプリングが前作よりかなり凝っている。今作では新曲がなく、過去の曲の全英詩アレンジバージョンばかり収録されており、収録されている曲はそれぞれ曲風が違っている。また、ノンストップ英語ヴァージョンとサブタイトルにしているよう、故意的に曲間を無くし、曲と曲の間をつながっているようにしている。当初は限定盤としての発売予定だったが発売直前に一般発売となった。ミリオンヒットしたアルバムであるが、今では他の人気アルバムに比べ地味な存在であり、コアなファン向けだといえる。
[編集] 売り上げ
初動売上は10万枚程度だが、累計111万枚の大ヒットとなった。
売上はいずれも(株)オリコン調べ。
[編集] 収録曲
曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。
なお曲名表記は歌詞カードなどで「全て大文字」のものと「単語の始めだけ大文字」のもの、両方が使われている。
- I Wanna Dance Wicked Beat Style (4:36)
- 2ndシングル『君の中で踊りたい』の全英詩アレンジ違い。このアルバムの曲の中で一番アレンジされており、どこか堅苦しさがあった原曲の面影がほとんどなく、サイケデリックでポップなダンスビートナンバーに生まれ変わった。アルバムの始まりを告げる叙情的なイントロの後、いきなり曲が始まる。ガラスが割れる音やピストルの音と思われるサンプリングと重いベースサウンドがとても印象的である。
- Komachi-Angel Red Hot Style (4:33)
- 5thシングル『太陽のKomachi Angel』の全英詩アレンジ違い。アレンジは原曲とあまり変わらないが、ギターのリフが目立つようになり、サンプリングが多用されている。
- Bad Communication E.Style (7:20)
- 1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』収録の表題曲の全英詩バージョン。アレンジは原曲と変わらないが、全体的に音がやや重くなった。また、稲葉のボーカルも厚みが出ている。作られた当時は、『English Version』と表記されていた。未発表テイクのショートバージョンが、ベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』に収録されている。
- Lady-Go-Round "W-40" Style (6:01)
- 3rdシングル『LADY-GO-ROUND』の全英詩アレンジ違い。稲葉の叫び声と激しいギター演奏で曲が始まる。アレンジ自体は原曲とあまり変わらないが、サンプリングとギターソロがテクニカルになった。曲が終わった後、叙情的なギター演奏にあわせて稲葉がアルバムの終わりを告げる英語を話してアルバムは終了する。
[編集] 参加ミュージシャン
次作: |