POV-Ray
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
POV-Ray(Persistence of Vision Ray-Tracerの略、ポブレイ)とは多くのコンピュータプラットフォームで利用できるレイ・トレーシングソフトウェア。
プログラムのソースコードが一般に公開されているオープンソースの3Dレンダリングエンジン(レンダラー)の一つで、独自のC言語風の構造化ドキュメントによりデータを入力し、マクロ関数による半自動配置ができるので、シミュレーターとしての利用も可能である。
拡張版を自由に作成、配布できるという性格から、学術的な新技法の試験実装にもよく用いられる。2003年現在、オフィシャル版v3.5の他に、複数の独自拡張版が公開されている。v4.0からはGPLに基づく公開を行い、サブセットの独自製作も行うことが出来るようになる予定である。
[編集] 参考文献
- POV-Rayではじめるレイトレ-シング 改訂2版, 小室日出樹, 1999年, ISBN 4-7561-3098-4
- POV-Rayで学ぶ実習コンピュ-タグラフィックス -CG検定カリキュラム対応-,小室日出樹, 2000年,ISBN 4-7561-3367-3
- Pov-Ray for Windows入門, 石本浩司, 1998年, ISBN 4-88337-081-X
- メタセコイアとPOV-Rayではじめる3DCG, 古俣信行, 1999年, ISBN 4-87193-720-8