Pan European Game Information
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Pan European Game Information(PEGI)は、EU圏内を中心にヨーロッパの27か国を対象にしたコンピュータゲームのレイティング審査を実施する機関。事務局はブリュッセルのInteractive Software Federation of Europe(ISFE)本部内に置かれている。2003年設立。
レイティングは1994年に公表されたイギリスの業界団体・Entertainment and Leisure Software Publishers Association(ELSPA)による自主審査基準をベースにしており、パッケージ表面に「3+」「7+」「12+」「16+」「18+」のように対象年齢が表示される他、裏面には「暴力表現」「スラング(汚い言葉遣い)」「恐怖」「性表現」「薬物濫用」「組織犯罪描写」の6種類のアイコンによりゲームの内容について購入前に注意喚起を行う方式を採っている。
なお、国ごとの文化や教育課程の相違を尊重する観点よりPEGIのレイティングには絶対的な拘束力は無く、国単位での±1歳程度の指値を設定することは認められている。これに伴い、ポルトガルでは「3+」「7+」をそれぞれ「4+」「6+」に、フィンランドでは「12+」「16+」をそれぞれ「11+」「15+」に置き換えて使用している。
[編集] PEGIの審査対象国
ドイツを除くEU加盟国及びリヒテンシュタインを除く欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国の計27か国が対象。
下記の2団体は政府直属ないし根拠法を有する公的機関であり、PEGIにコンピュータゲームの審査を委嘱している。
- イギリス:British Board of Film Classification(BBFC)
- フィンランド:Valtion elokuvatarkastamo(VET/SFB)
ドイツは同国の青少年保護法に基づき公的審査機関・Unterhaltungssoftware Selbstkontrolle(USK)が倫理審査を行っているので対象国には含まれない。そのため、EU圏内で発売されるゲームにはPEGIの年齢表示以外にUSKの菱形をしたアイコンも表示されている場合が多い。
[編集] 関連項目
- コンピュータゲームのレイティングシステム
- コンピュータエンターテインメントレーティング機構(日本)
- Entertainment Software Rating Board(アメリカ)
- Office of Film and Literature Classification(オーストラリア・ニュージーランド)