Lip×Lap
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Lip×Lap(リップ×ラップ)は2000年から日本ビクターが製造販売しているミニコンポ(ゼネラルオーディオ)の商品名。クールさ、重低音再生を重視し2000年初頭まで生産していた「ROBOT COMPO」(ロボットコンポ)などとは違いメインターゲットを10代~20代の女性とし、光るディスクトレイやイルミネーション、顔文字の表示など可愛らしさを重視した製品である。可愛らしさを重視するこのコンセプトはLip×Lapより先に発売されたMD/CDラジカセ・「Clavia」(クラビア)も同じ。
なお、現行機種はすべてオートリバースカセットデッキを採用(現在、他メーカーはオートリバースを省略している機種が多い)。
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[編集] 現行のラインナップ
- UX-QM7
- 2006年9月下旬に発売したモデル。USB端子を搭載しており、デジタルオーディオプレーヤーに接続して録音することが可能。CDトレイが光る「クリスタルCDトレイ」採用。3ウェイスピーカーを採用。
- UX-QX1
- 2006年6月上旬に発売したモデル。UX-Q10の後継機種にあたる。Q10との違いは、前面にデジタルオーディオプレーヤー等をつなぐことが出来る「LINE IN/OUT」端子を装備している。CDトレイが光る「クリスタルCDトレイ」採用。
- UX-WD700
- UX-WD70と違う点は、USB接続が出来なくなったこと、1.5cmドーム型スーパーツイーター、4cmコーン型ツイーターと11cmコーン型ウーファーから12.5cmに変更した3WAYスピーカー。オプションでウーファーを付けられるようにサブウーファー接続端子が付いている。音場の高さを調節できるサウンドリフター機能が付いている。光るトレイ採用。
- デジタルオーディオプレーヤー用接続端子を前面に配置し、ダイレクトレコーディングや再生が簡単にできるようになった。MP3とWMA再生可能。左右差信号(L-R間接音)にLFO変調(α波周波数でゆらぎを与える)を施し、中音域の音楽信号を自然に補正して、聴くだけでリラックスできる音を作る機能新しい音質調整機能αサウンドモード採用。
- DVDプレーヤーはDVD-R/-RWの最近の規格であるVRモードに対応。CPRM対応なので、デジタル放送を録画したディスクも再生可能となっている。
- UX-W500
[編集] 過去の主なラインナップ
- UX-A70MD
- Lip×Lapシリーズの初代モデル。当時このシリーズは超小型のミニコンポという位置付けであった。ビクター初のMDLP対応モデルの1つ。生産完了品。
- UX-F70MD
- A70MDの後継機種で、デザインチェンジが行われている。この機種からMDグループ機能が追加された。生産完了品。
- UX-Z7MD
- この機種からサイズが現在の一般的なミニコンポのサイズに改められている。また、初のレインボーイルミネーション搭載モデル。上位モデルにダブルMDデッキと3wayスピーカーを搭載するUX-Z11WMD、DVD(DVD-Video)再生に対応しツインウーハースピーカーを搭載するUX-A10DVDの2機種がある。3機種とも生産完了品。
- UX-J55MD
- UX-W7DVD
- WD70の先代モデルに当たり、業界初のDVD(DVD-Video、DVD-Audio)とダブルMDデッキを搭載したモデル。この機種の発売後、DVD再生機能を省いたUX-W5(W50の先代モデル)が発売された。生産完了品。
- UX-QD7
- UX-Q1
- 業界初の「光るCDトレイ(クリスタルトレイ)」や音質調整機能に顔文字を採用するなど話題性の多いモデル。新しい音質調整機能αサウンドモード採用。生産完了品。
- UX-WD80
- UX-WD70と本体は同じモノを使い、スピーカーに変更を加えた電器量販店オリジナルモデルとして販売。8cmコーン型ウーファー2個、4cmコーン型ツイーター採用の3WAYスピーカーを使用。生産完了品。
- UX-WD70
- UX-W50
- UX-Q10
- UX-Q1のマイナーチェンジ版。デザインを変更し本当に若い女性向けのモデルと見て取れる機種である。2ウェイスピーカー採用。生産完了品。
- UX-QD70
[編集] 歴代カタログ出演者
CMは放映されていないが、カタログやホームページなどには女性タレントや女性ミュージシャンが出演している。(同社のポータブルオーディオのカタログやホームページにも出演。)