JALドリームエクスプレス
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JALドリームエクスプレス(JAL Dream Express)は、日本航空(JAL)のディズニーキャラクター特別塗装機の総称である。日本航空が東京ディズニーリゾートのオフィシャルエアラインを務めている関係で実現した。
[編集] JALドリームエクスプレス(初代)
1994年8月から1995年12月に就航。デザインは機体を雲に見立てて、白を基調に上半分の一部に空(水色)だったが、デザインは左右で異なっていた。垂直尾翼にミッキーマウスと"Disney on Tour"の表記があった。
[編集] JALドリームエクスプレス21
ウォルト・ディズニー生誕100周年と日本航空創立50周年のダブルアニバーサリー企画として2001年に登場。国内線向けに5機、国際線向けに1機、計6機のボーイング747-400(国内線向けはB747-446D、国際線向けはB747-446)が抜擢され、2002年まで国内幹線と近距離国際線に就航した。
胴体には「ウォルト・ディズニー生誕100周年の魔法」(Walt Disney 100 year of Magic)と表記、垂直尾翼はワインレッドをベースに"JAL 50th Anniversary"と表記されたほか、ダグラスDC-3とボーイング747-400のシルエットが入っていた。 アッパーデッキのある機体前部にはミッキーマウスとミニーマウスが描かれた。
- 1号機:JA8908 "FRIENDS"
- 友情がテーマで基調色は白。描かれたキャラクターはプルート、グーフィー、ドナルドダック・デイジーダック・ヒューイ・デューイ・ルーイ。
- 2号機:JA8904 "SWEET"
- 3号機:JA8083 "FAMILY"
- 4号機:JA8912 "Tokyo Disney Sea"
- 5号機:JA8905 "Tokyo Disney Sea"
- 東京ディズニーシーのPRを兼ねるため側面に他作品のキャラクターは登場せず。4号機は唯一国際線に就航し、他の5機とは違いウィングレットを装着した機材であった。
- 6号機:JA8084 "Dream Story"
- 基調色は黄。この機体のみ一般公募のデザインがベースとなった。
[編集] 備考
- 該当機について
- 初代「ドリームエクスプレス」のボーイング767-346は、日本航空向けのB767のうちエンジンがプラット・アンド・ホイットニー製JT9D系からゼネラル・エレクトリック製CF6系に切り替えられた最初のロットである。
- JA8170はエンジンはJT9D-7Aを装着するがアッパーデッキ(2階席)が長い特別仕様で、747-146B-SUDという型式を持つ。1999年にはGLAYの特別塗装機にもなった。
- FRIENDS号だったJA8908は2002年に一度標準塗装に戻されたあと、その年に日本と韓国で共同開催された2002 FIFAワールドカップ特別塗装機を務めた。
- SWEET号だったJA8904は「ドリームエクスプレス21」化前の2001年1月に同社のマクドネル・ダグラスDC-10(JA8546)と焼津市上空でニアミスを起こしていた。
- FAMILY号だったJA8083は、1991年に製造された日本航空向け747-400Dの初号機である。
- 関連事項
- 東京空港交通の貸切バスのうち、ジャルツアーズの東京ディズニーリゾート関連パッケージツアー参加者専用バス「マジカルファンタジー」号に使用された三菱自動車工業(現・三菱ふそうトラック・バス)・エアロクイーンは2001年にFRIENDS号と同じデザインのラッピングフィルムで装飾された。2002年には使用車両が日産ディーゼル工業・ユーロツアーに置き換えられ、その年のラッピングフィルムは東京ディズニーシー号と同じデザインを採用した。
- 全日本空輸(ANA)は「ドリームエクスプレス21」が登場した2001年にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオフィシャルエアラインを務めることを表明し、ウッディー・ウッドペッカーの特別塗装機(ボーイング767-381,JA8357:元ポケモンジェット)を登場させた。
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