FN ブローニング・ハイパワー
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FN ブローニング・ハイパワーMkIII SFS |
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FN ブローニング・ハイパワー | |
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種類 | 軍用自動拳銃 |
製造国 | ベルギー |
設計・製造 | FN社 |
口径 | 9mm |
銃身長 | 118mm |
ライフリング | |
使用弾薬 | 9mmパラベラム弾 |
装弾数 | 13発 |
作動方式 | シングルアクション ショートリコイルブローバック |
全長 | 197mm |
重量 | 920g |
発射速度 | |
銃口初速 | 360m/s |
有効射程 | 50m |
FN ブローニング・ハイパワー(FN Browning High Power)は、ベルギーのFN社製の自動拳銃。“プロの使う拳銃”として定評がある。
ジョン・M・ブローニングが1927年に設計した最後の自動拳銃である。当時、自動拳銃の複列弾倉(ダブルカラム・マガジン)はモーゼルC96以外にほとんどなく、その装弾数の多さから「ハイパワー」と名づけられた。
ジョン・ブローニングの遺作となったこの銃は、現代軍用オートマチックの基礎を築き上げた。9mm×19弾13発仕様の豊富な装弾数。そして、ジョン・ブローニングの思想を受け継ぐシングルアクションの単純で堅牢なメカニズムは信頼性が高かった。
第二次世界大戦時、ドイツのベルギー占領によって技術者らはイギリスやカナダへ渡り、連合軍のためにハイパワーを生産し続けた。一方で占領軍であるドイツ軍にも使用された他、中華民国向けに生産が行われた時期もある(チャイニーズモデル)。バリエーションとしては、通常型の他に固定サイト(通称カナディアン)モデル、タンジェントサイトを搭載したミリタリーモデル、ターゲットモデル、ホルスターストック装着型も存在する。現在、ブローニング・ハイパワーはMkIII(マーク3)モデルが主流で、軍・警察、民間ともに使用されている。イギリスのSASでは、SIG P226が採用されるまで使用されていた。
1902年にルガーP08用に開発された9mmパラベラム弾が西側で最もポピュラーな軍用拳銃弾となり広まったのは、このブローニングハイパワーが採用し、世界50ヶ国以上で正式採用された実績によるものと言っていい。 ベルギー、フランス、リトアニア、ペルー、ドイツ、デンマーク、カナダ、イギリス、アルゼンチン、ハンガリー、インドネシア、中国で採用実績があり、また、アジア、アフリカ、中南米の各国軍および警察で現在でも第一線で活躍している。
[編集] FN ブローニング・ハイパワーが登場する作品
- 砂ぼうず:川口夏子の使用銃。
- 戦闘メカ ザブングル:主人公ジロン・アモスが使用
- 亡国のイージス:反乱自衛官らが使用(小説版)
- バイオハザード2:クレア・レッドフィールド、エイダ・ウォンが使用
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX:バトーが使用
- 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG:バトーが使用
- マイアミ・バイス:スタンレー”スタン”・スワイテクが使用
- ガングレイヴ:九頭文治が使用(アニメ版)
[編集] 関連項目
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