音楽と人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
音楽と人(おんがくとひと)は、USENから発刊されている音楽月刊誌。1993年創刊(発行元はシンコー・ミュージック・エンタテイメント)で多様なジャンルの邦楽アーティストへのロング・インタビューを中心に掲載されている。略称は音人。
[編集] 概要
ロッキング・オンの編集者であった市川哲史が独立した後、1993年に創刊、創刊号には松任谷由実が表紙を飾った。
雑誌の特色としてはロック・ポップス系のアーティストを中心に、歌謡曲系のアーティストも同時に取り上げるバラエティー豊かな紙面作りをしていた。また表紙には巻頭特集を煽るインパクトのあるコピーが毎回書かれており、それも多くの読者を引きつける要素の一つであった。
市川のプッシュするアーティストはリリース時期やセールスとは関係なく特集が組まれ、特にBUCK-TICKとBLANKEY JET CITYが偏愛されていた。
また、対談企画も多く行っており、大槻ケンヂ×小沢健二のダブルけんじ対談、hide×小山田圭吾の美学系vs渋谷系対談、SOFT BALLET解散後に行われた森岡賢×藤井麻輝など他誌ではやらないような異色対談を実現させた。
1998年、諸事情により市川が編集長を辞任。その後、2代目編集長・結城雅美を挟んで金光裕史が3代目編集長に就任する。
販売部数減により2001年に休刊、翌年3月から編集は有線ブロードネットワークス(現USEN)、発行はシンコーミュージックという体制で復刊し、今に至る。