金正男
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金正男 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 김정남 |
漢字: | 金正男 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
キム・ジョンナム |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語表記: | Kim, Jong-nam(Kim, Jung-nam) |
金正男(キム・ジョンナム、1971年5月10日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者・国防委員会委員長金正日の長男。 母は成恵琳。 朝鮮語の他に、英語、日本語、フランス語、ロシア語を話すとされる。モスクワ、ジュネーヴ(インターナショナルスクール)に留学歴があると言われているが詳細は不明。現職はコンピュータ委員会委員長。ソフト産業の振興発展、光ファイバー情報ネットワーク「光明」の構築などを指導したといわれる。
日本に何度か密入国しているとされる。2001年5月1日にも、酷似した男が成田空港で入国管理局に拘束されるという事件が発生した。男は妻子を連れており、ドミニカ共和国の偽造パスポートを使用して入国を図ったところを拘束された際に背中に虎の刺青が施されていることが判明。3日に身柄拘束の事実が報道によって明らかとなったが、外交問題に発展することを恐れた日本政府の判断により強制退去処分とされ、翌4日に中華人民共和国に向けて出国した。北京に移送される際の映像がテレビで何度も放映された。この男について、日本及び北朝鮮政府いずれからも、本人かどうかの発表はないが、韓国政府筋は金正男本人であるとした。この男は、「ディズニーランドに行きたかった」と弁明したが、日本の情報収集を目的としていた、あるいは貿易代金の回収に来たと様々な情報が飛び交っている。
2002年12月には、パリ郊外のディズニーランドを訪れるためにフランス入国を申請したがフランス政府に拒否された、とフランス紙に報じられた。
2004年9月25日には、北京国際空港に現れ、居合わせた報道陣の問いに金正男本人だと認めた。渡航理由は不明だが、付き人もなく一人で北京市内のホテルに滞在しているという。また同年12月3日、本人と思われる人物が複数の日本の新聞社に年末年始の挨拶の電子メールを送った事が報じられた。これが実際に本人からのものであるならば、先述の9月の北京国際空港での取材時に渡された名刺に書かれたメールアドレスを見て送ったのだろうと推測されている。このメール騒動について、北朝鮮問題に詳しい恵谷治は偽者説を、コリアレポートの辺真一は本物か周辺によるメール送信説を述べた。評論家の河信基は「後継者から外され、焦っている」と背景を指摘した。