遠山一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
遠山 一行(とおやま かずゆき 1922年7月4日 - )は東京府出身の音楽評論家、実業家。
日興證券会長遠山元一の長男として東京に生まれ育つ。クリスチャンの家庭であり、一行自身もプロテスタントの信仰で育った。東京帝国大学文学部美学美術史学科で属啓成に師事。1944年に大学を卒業した後、1947年から毎日新聞で音楽時評を執筆。1948年、遠山偕成会長に就任。1949年から1950年まで日興證券監査役を務める。この間、1949年に東京藝術大学講師。
1951年に渡仏し、パリ大学に留学。ノルベール・デュフルクのもとで音楽史を学ぶ。1957年に帰国。1959年から桐朋学園短期大学教授(~1974年)。この間、1960年12月まで讀賣新聞で音楽時評を担当。
1962年、遠山音楽財団を設立し、理事長に就任。同年、妻子と共に再び渡仏。1963年5月、母が脳腫瘍で歩行困難となったため帰国。
1966年、古山高麗雄たちと『季刊芸術』誌を創刊。1976年、『ショパン』で第18回毎日芸術賞受賞。1979年、フランス文芸勲章オフィシエ章を受ける。
1983年、民間人として初めて東京文化会館館長となる。1985年、紫綬褒章および中島健蔵音楽賞を受ける。1987年、京都音楽賞受賞。1991年、東京芸術劇場館長を兼務。日本音楽コンクール委員長などを歴任。1993年、勲三等旭日中綬章受章。1995年から1996年まで桐朋学園大学の学長を務める。1998年、文化功労者に選ばれる。
その他の著書に『私の音楽手帳』『いまの音むかしの音』(講談社)や『遠山一行著作集』全6巻(新潮社)などがある。
季刊芸術出版株式会社社長、東京音楽ペンクラブ会長、日本近代音楽財団理事長。遠山偕成と偕成ビルディングの各会長。
妻の遠山慶子はピアニスト。弟の遠山信二は指揮者。末弟の遠山直道はダヴィッド社社長。長男の遠山公一は西洋美術史家で、慶應義塾大学文学部教授。