赤塚
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赤塚(あかつか)は東京都板橋区に存在する地名。赤塚1丁目から8丁目まであり、郵便番号は175-0092。一般的には赤塚新町(あかつかしんまち、郵便番号175-0093)も赤塚地区として認識されている。
また、かつての赤塚村の範囲である成増、三園、徳丸、四葉、大門、高島平、新河岸を含めて赤塚地区と呼ぶこともまれにある。
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[編集] 地名の由来
松月院(赤塚八丁目)の門前あたりに、古墳時代の地元の有力者と思われる被葬者不明の円墳(塚)があったとされる。 この塚は、人々に恐れられ、白山社の祠などが祭られていたという。但し1892年(明治25年)に記念碑を造成する際に壊されてしまい、いま円墳(塚)は残っていない。
この円墳(塚)は、江戸時代に成立した「新編武蔵国風土記稿」に「豊島郡荒墓郷荒墓」と記録される。この「荒墓」が、墓=塚で「荒塚」と呼ばれ、「赤塚」に転訛したとする説がある。
また荒墓の盛り土が関東ローム層の赤土であったから、あるいは土地が赤く見えたことからであるという指摘も一部にある。
[編集] 地理
板橋区西部に位置し関東ローム層に覆われる一帯。
東武東上線は下赤塚駅または成増駅から池袋へ、東京メトロ有楽町線が地下鉄赤塚駅または地下鉄成増駅から永田町・銀座・新木場方面へ直結。また国際興業バスと西武バスが成増駅、高島平、赤羽、練馬方面と繋いでいる。尚2007年度には13号線が開通予定(小竹向原まで有楽町線と施設共有)で、新宿・渋谷へも直結する。
住宅街が多いため、カーブした細道なども多いが、核となる道路(松月院通り、新大宮バイパス、赤塚中央通りなど)を把握すればそれ程複雑な土地ではない。ちなみに、地下鉄赤塚駅は練馬区北町にある。
[編集] 歴史
数百年前からの赤塚郷6ヵ村(上赤塚・下赤塚・成増・徳丸・徳丸脇・四ッ葉)は明治22年に東京府北豊島郡赤塚村に統合(6ヵ村の各名称は大字として継承)、そして昭和7年、東京市に編入され板橋区となった際に大字の各名称はほぼ町名に移行。
おおむね成増駅に近い西側地域(赤塚三~五丁目、三園)が上赤塚町、下赤塚駅に近い東側地域(赤塚一~二、六~八丁目、大門、高島平四、五丁目)が下赤塚町であった(どちらも南北に長い)。昭和40年代になって荒川低地の水田地帯、通称「赤塚たんぼ」の区画整理事業が進められて高島平となり、高台の上赤塚と下赤塚は赤塚に統一された。
[編集] 名所・公共施設
[編集] 隣接地域
[編集] 交通
- 鉄道
- バス
- 道路
[編集] 関連項目
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