豆チ
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豆豉(日本語読みでずし、中国語読みでトウチ、ピン音: dòuchǐ)は黒豆(黒大豆、こくだいず)に塩を加えて煮、醗酵させて、水分を減らしたもの。現代の日本の浜納豆や大徳寺納豆など寺納豆によく似ており、奈良時代に日本に伝わったものとされている。広東料理や四川料理の調味料の他生薬にもつかわれる。まろやかなコクとふくよかな香りがあり、アミノ酸などのうまみ、風味が強く、塩辛い。料理の味に奥行きを持たせることができる。
またタイやベトナムなど東南アジアにおいてもタオチオ(タオチオソース)という名称で愛用されている。
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[編集] 名産地
[編集] 変種
- 八宝豆豉
- 豆豉辣椒醤
- 湖南省などで作られる、トウチと唐辛子味噌をブレンドした辛味調味料。
[編集] 料理
刻んだものを回鍋肉や魚介類の炒め物などの調味料として、加熱調理に使用される。また、素材と合わせて蒸し、味と香りを付けるのにも用いられる。