経営情報学部
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経営情報学部(けいえいじょうほうがくぶ)は、経営情報学を中心に経営学と情報学の分野を学際的に学び研究する大学の学部である。
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[編集] 概要
- 日本ではIT化が声高に叫ばれた1990年代後半以降、企業経営においてもコンピュータの導入が図られ、情報化が進展した。
- このような状況の中、企業経営にどのように情報機器を導入し効率的に運用していくかといった知識を有する人材が求められ、経営情報学部が設立されるようになった。
- なお、大学によって、経営学に重点を置くものと情報学に重点を置くものとがある。
[編集] 歴史
- 日本の経営情報学部については、産業能率大学(後の産能大学)が1979年(昭和54年)に開学した際、経営学科、情報学科の2学科を有す「経営情報学部」を設置したのが始まりといわれている。
- 産業能率大学は、設立当初は経営情報学部のみの単科大学だったが、現在では、経営学部も設置している。
- 国公立大学での経営情報学部の設置は、静岡県立大学が1987年(昭和62年)に開学した際、経営情報学科のみを有す経営情報学部を設置したのが初めてであり、その後しばらくは国公立大学唯一の例となった。
- その後、他の大学でも少しずつ設置が増えていった。特に、1990年代から2000年代にかけては、経営情報学部に限らず、「経済情報学部」、「情報学部」、「環境情報学部」など、「情報」を冠する学際的な学部の設置が増加している。
[編集] 経営情報学部を持つ日本の大学 (年号は開設年)
[編集] 国公立
- 静岡県立大学 1987
- 県立広島大学 2005
[編集] 私立
- 大阪経済大学 1997
- 中部大学 1984
- 摂南大学 1982
- 多摩大学 1989
- 名古屋商科大学 2001
- 産業能率大学 1979
- 北海道情報大学 1989
- 阪南大学 1996
- 新潟経営大学 1994
- 大阪国際大学 1988
- 太成学院大学 2003(2005年4月より総合経営学部に改称)
- 帝塚山大学 1998
- 四国大学 1992
- 上武大学 1986
- 九州情報大学 1998
- 城西国際大学 1992
- 山梨学院大学 1994
- 金沢学院大学 1995
- 諏訪東京理科大学 2002
- 京都創成大学 2000
[編集] 関連項目
- エンドユーザ・コンピューティング (EUC)
- システムアナリスト
- 初級システムアドミニストレータ
- 経営学部
- 経済情報学部
- 情報学部