竹内洋
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竹内洋(たけうち よう, 1942年-)は、日本の社会学者。専門は、教育社会学。
新潟県生まれ。京都大学教育学部卒業。大学卒業後、安田生命保険相互会社(現・明治安田生命保険相互会社)入社。結核を患い入院・静養。同社退職後、京都大学大学院教育学研究科へ進学。同大学大学院博士課程単位取得退学。関西大学社会学部教授、京都大学大学院教育学研究科教授・研究科長・学部長を経て、現在、関西大学文学部教授・放送大学客員教授・京都大学名誉教授。元日本教育社会学会会長。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『競争の社会学――学歴と昇進』(世界思想社, 1981年)
- 『選抜社会――試験・昇進をめぐる<加熱>と<冷却>』(リクルート出版, 1988年)
- 『立志・苦学・出世――受験生の社会史』(講談社[講談社現代新書], 1991年)
- 『パブリック・スクール――英国式受験とエリート』(講談社[講談社現代新書], 1993年)
- 『日本のメリトクラシー――構造と心性』(東京大学出版会, 1995年)
- 『立身出世主義――近代日本のロマンと欲望』(日本放送出版協会[NHKライブラリー], 1997年/増補版, 世界思想社, 2005年)
- 『日本の近代(12)学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論新社, 1999年)
- 『大衆モダニズムの夢の跡――彷徨する「教養」と大学』(新曜社, 2001年)
- 『大学という病――東大紛擾と教授群像』(中央公論新社, 2001年)
- 『教養主義の没落――変わりゆくエリート学生文化』(中央公論新社[中公新書], 2003年)
- 『丸山眞男の時代――大学・知識人・ジャーナリズム』(中央公論新社[中公新書], 2005年)
[編集] 編著
- 『卒業生からみた京都大学の教育――教育・職業・文化』(広島大学大学教育研究センター, 1995年)
- 『学校システム論――子ども・学校・社会』(放送大学教育振興会, 2002年)
[編集] 共編著
- (中農晶三)『転換期の文化――日本近代化のひずみ』(創元社, 1979年)
- (柴野昌山・菊池城司)『教育社会学』(有斐閣, 1992年)
- (徳岡秀雄)『教育現象の社会学』(世界思想社, 1995年)
- (稲垣恭子)『不良・ヒーロー・左傾――教育と逸脱の社会学』(人文書院, 2002年)
- (佐藤卓己・植村和秀・井上義和・福間良明・今田絵里香)『蓑田胸喜全集(全7巻)』(柏書房, 2004年)
- (佐藤卓己)『日本主義的教養の時代――大学批判の古層』(柏書房, 2006年)
[編集] 訳書
- G・ウォルフォード『パブリック・スクールの社会学――英国エリート教育の内幕』(世界思想社, 1996年)
- タキエ・スギヤマ・リブラ『近代日本の上流階級――華族のエスノグラフィー』(世界思想社, 2000年)
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