神獣鏡
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神獣鏡(しんじゅうきょう)とは、古鏡の銅鏡の区分のひとつ。鏡の裏の文様が神像と獣像とを半肉彫にしたものを主として組み合わせた文様を持つものがこう呼ばれる。中国では、後漢の中頃から、三国時代を経て、六朝時代に及ぶ時期に製作された。古代中国において発達した神仙思想によって創生された観念上の世界が表現され、不老長寿の理想を文様化したものといえる。鏡の縁の断面が、平たくなっている平縁式と、三角形になっている三角縁式とに大別され、特に三角縁式のものは、魏の明帝が邪馬台国の女王卑弥呼に下賜した銅鏡にあたると言う説があることで知られる。
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