白鳥町 (岐阜県)
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白鳥町(しろとりちょう)は、岐阜県郡上郡にあった町である。2004年に郡上郡の7町村で合併して郡上市となった。
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[編集] 地理
岐阜県の中部、美濃地方の北部にあたり、飛騨高地の一部である。町の中央を北から南に長良川が通り、この川沿いの平地が町の中心である。全体としては長靴の形に似て、南北に長く、南の「底」から直角に東に突き出た部分を持った。
町の北部は、九頭竜川水系に属する石徹白(いとしろ)川に沿う地区で、もとは福井県に属した福井県大野郡石徹白村が、越県合併で1958年に白鳥町の一部になったものである。石徹白村の一部は当時の和泉村に編入されている。
- 山: 銚子が峰(1810m)、丸山(1786m)、願教寺山(1691m)、[芦倉山]](1717m)、天狗山(1658m)、大日が岳(1709m)、初河山(1613m)、水後山(1559m)、杉山(1181m)、毘沙門岳(1385m)、鷲が岳(1672m)、白尾山(1612m)
- 河川: 長良川、阿多岐川、牛道川、石徹白川
- 湖沼・ダム: 阿多岐ダム
[編集] 隣接していた自治体
[編集] 歴史
かつては白山信仰の地、交通の要所として栄えた。
- 1897年(明治30年)4月1日 白鳥村・為真村・大島村・中津屋村・越佐村が合併して上保村になった。
- 1928年(昭和3年)11月10日 上保村が町制改称により白鳥町になった。
- 1956年(昭和31年)4月1日 白鳥町、牛道村、北濃村が合併して、白鳥町になった。当初は高鷲村も合併協議会に参加していたが後に辞退した。
- 大和村(後の大和町)日枝洞が白鳥町に編入。
- 1958年(昭和33年)10月15日 白鳥町に福井県石徹白村を編入した。
- 2004年(平成16年)3月1日 八幡町、大和町、白鳥町、高鷲村、美並村、明宝村、和良村が合併して、郡上市になった。
[編集] 行政
白鳥町最後の町長は野島征夫で、2001年4月の議員定数は16人、一般職職員数は202人であった。
[編集] 経済
[編集] 産業
山が多いため、耕地は町の面積の4%(2003年度調査)にすぎず、農業に頼る比重は比較的小さかった。農地のほとんどは水田で、野菜も作られた。林家数は世帯数の約4分の1あった。東海北陸自動車道の便により、冬にはスキー客を多く迎え、スキー場の数が多かった。
- 産業人口
- 第1次産業就業者数 381
- 第2次産業就業者数 2,616
- 第3次産業就業者数 3,193
[編集] 教育
[編集] 中学校
- 白鳥中学校
[編集] 小学校
- 石徹白小学校
- 北濃小学校
- 那留小学校
- 白鳥小学校
- 牛道小学校
- 大中小学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 道路
[編集] 高速道路
- 東海北陸自動車道が町を南北に貫き、町の中心近くにある白鳥インターチェンジで中部縦貫自動車道が西の福井県へ分岐していた。中部縦貫道のこの部分を、油坂峠道路という。油坂峠を前にして、道路は大きく蛇行しながら山の下を通る。油坂第一トンネル、油坂第二トンネル、油坂第三トンネルを経て、越美トンネルでようやく油坂峠の下を潜り、福井県に入る。
- 東海北陸自動車道 白鳥インターチェンジ
- 中部縦貫自動車道 白鳥インターチェンジ、白鳥西インターチェンジ
[編集] 一般国道
- 国道156号
- 国道158号
- 岐阜県道52号白鳥板取線
- 岐阜県道82号白鳥明宝線
- 岐阜県道127号白山中居神社朝日線
- 岐阜県道314号石徹白前谷線
- 岐阜県道317号剣大間見白鳥線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 寺社
- 白鳥長滝神社
- 白山中居神社
- 白鳥神社
[編集] レジャー
- 白鳥おどり
- スノーウェーブパーク白鳥高原
- 岐阜いとしろシャーロットタウン
- しらおスキー場(デイリー白鳥スキーリゾートが改称)
- 白鳥ウイングヒルズスキー場
[編集] その他
- 白鳥文化博物館
- 石徹白の杉(国の特別天然記念物)
- 日本土鈴館