清華大学
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清華大学 (Tsinghua University) は北京市西北郊の清華園に所在する総合大学。
25,000名の学生(うち本科生14,000名)が理学部、工学部、文学部、法学部、経済学部、経営管理学部、芸術学部などに学ぶ。中国の重点大学の一つで理系に強いとされ、文系に強い北京大学と比較対照される。 朱鎔基総理、 胡錦涛国家主席の出身校でもある。なお日本にある京都精華大学との関係はない。
[編集] 沿革
義和団事件の対米賠償金から資金拠出されて1911年米国留学予備校・清華学堂として始まり、1928年国立清華大学となった。 抗日戦争時期には北京から離れて長沙、昆明と移り、西南連合大学を組織した。戦後北京に復帰し、中華人民共和国成立後に文科系の学部を北京大学に移管、代わりに理科系の学部を北京大から移管させて理科系に特化した大学となった。但し、1980年以降の改革・開放の流れで再び文科系の学部が設置され、一時の様な特化は無くなっているが、今でも理系に強い大学としての定評が残っている。
なお北京の清華大学とは別に、蒋介石政権は台湾移転後1955年台湾の新竹市に国立清華大学を設置している。