清涼飲料水
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清涼飲料水(せいりょういんりょうすい)とは、アルコール分を含まない(アルコール分1%未満)飲用の液体物で、味や香りがついている水。
食品衛生法に基づく通知(昭和32年9月18日厚発衛第413号の2)の第3の一(2)では
- 「乳酸菌飲料、乳及び乳製品を除く酒精分1容量パーセント未満を含有する飲料をいうものであること。従って、酸味を有しない飲料水、主として児童を対象として製造されコルク等で簡単に栓を施した飲料水(例えばニッケ水、ハッカ水等)、トマトジュース、摂取時に希釈、融解等により飲み物として摂取することを目的としたもの(例えば、濃厚ジュース、凍結ジュース等)(ただし、粉末ジュースを除く。)もすべて含まれるものであること。」
「食品衛生法質疑応答ハンドブック」では「トマトジュース、濃縮ジュース、凍結ジュース、ソーダ水、タンサン水、コーラ類、ジンジャエール、ミネラルウォーター、豆乳、ガラナ飲料等々およそ飲料はすべて清涼飲料水に該当する」と例示される。
一般的な意味では、水以外のソフトドリンク全般を指すが、通常以下のものは含めない。
冷やすか常温で飲まれるものが多いが、温めて飲むものもある。
特に、コーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンクには、糖分(砂糖、異性化糖(高果糖液糖、果糖ブドウ糖液、ブドウ糖果糖液糖)など)が比較的多く(比率約10%、500ミリリットルでは50グラム)含まれているものがある。糖分は水や全ての食品と同じく過剰摂取による健康への害があり、適正な摂取が望まれる。