洋白
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
洋白(ようはく)は、洋銀(ようぎん)、ニッケルシルバー(nickel silver)あるいはジャーマンシルバー(german silver)としても知られる銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金である。銅を50から70パーセント、ニッケルを5から30パーセント、亜鉛を10から30パーセント配合した銀白色の合金で、柔軟性、屈曲加工性、及び耐食性に富み、装身具や電気抵抗線、バネ材料、楽器(主にフルート)の材料として用いられる。また、硬貨の材料として用いられる場合もある(洋銀貨)。
成分比の例としては、銅55パーセント、亜鉛27パーセント、ニッケル18パーセントから成るCu-27Zn-18Ni合金が挙げられる。引張り強さなどの機械的性質においては黄銅より優れている。