沙村広明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
沙村広明(さむら ひろあき、1970年2月17日 - )は漫画家、イラストレーター。千葉県出身、多摩美術大学油絵科卒。
1993年、アフタヌーン四季賞で四季大賞を受賞しデビュー。沙村以降、四季賞の質が変わったと言れるほど衝撃的な登場であった。受賞作『無限の住人』は月刊アフタヌーンでまもなく連載化し、沙村の代表作となっている。
この『無限の住人』は、説得力のある風俗描写のなされた江戸を舞台にギミック満載の武具を携えた剣士たちが戦う、というケレン味溢れる作品で、抜群の画力とともに漫画読者の注目を集めていった。同作品で1997年、第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。また短期連載された大学生コメディ『おひっこし』も評価が高い。
漫画家の中でもトップクラスのデッサン力を持ち、とくに躍動的な人体表現に秀でている。また鉛筆によるイラストレーションにも比類が無いが、漫画本編のデッサン的な画風については好みが分かれるようである。
大学時代の先輩に山田玲司と冬目景、後輩に玉置勉強がおり、それぞれ親交がある。また遠藤浩輝とも親しくしている。