森浩一
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森浩一(もりこういち、1928年7月17日- )は、考古学者。専門は日本考古学、日本文化史学。大阪府大阪市出身。同志社大学名誉教授。同志社大学文学部英文学科卒、同大学院文学研究科文化史学専攻修士課程修了。大阪府立高校教諭を経て、1972年より同志社大学文学部教授。同志社の顔とも呼ばれる名物教授だった。
著作には、「渡来人」「検証 古代日本と百済」「巨大古墳」「僕が歩いた古代史への道」「日本神話の考古学」「記紀の考古学」など多数がある。作家の松本清張・司馬遼太郎・黒岩重吾とも交流があった。考古学研究の第一人者。若い頃から当時の考古学界をリ-ドする梅原末治、末永雅雄、八幡一郎各氏などと交流があり、独自の観点から研究発表を行った。また三角縁神獣鏡について早くから国産説を打ち出したことや、所謂天皇陵(古墳)について活発な問題提起をしていることでも名高い。特に近著では従来からある考古学のアプロ-チとは違って、地域を多面的に見る視点から多くの問題を提起している。記紀などの文献の深い読みにも定評がある。
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