村田銃
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村田銃(むらたじゅう)とは、明治時代に作られた、初めての国産小銃。
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[編集] 歴史
村田銃とは、村田経芳(1838~1921)が西南戦争の経験を生かし、開発した小銃。フランスのグラースM1874歩兵銃を模範に、1880年、十三年式村田銃として完成。ボルトアクション単発式で、黒色火薬を用い、口径11mm。村田銃の採用により、明治陸軍は国産小銃による全軍の装備統一を達成した。1885年には、改良を加え十八年式となり、両銃は日清戦争で活躍した。
[編集] 村田連発銃
村田銃は1889年に無煙火薬を使用し8mmに小口径化、管状弾倉をもつ8連発の村田連発銃(二十二年式村田銃)に発展した。しかし弾薬の装填に時間が掛かるため、兵士たちには不評であった。日露戦争では三十年式歩兵銃が主力小銃となり、二十二年式は後備歩兵に使用された。
村田銃は火縄銃以来の300年の欧米とのギャップを埋め、国産銃を世界最新鋭のレベルに引き上げた。軍から民間に払い下げられた村田銃は散弾銃に改造され、あるいは本来のライフルのまま、猟銃として活躍した。そのため猟銃としても名高く、村田銃ではない同形式の猟銃もすべて「村田銃」と呼ばれたほどである。
[編集] 概要
村田銃
- 口径 11mm
- 銃身長 0,84m
- 全長 1,294m
- 重量 4,15kg
- 射程 1500m
村田連発銃
- 口径 8mm
- 銃身長 0,75m
- 全長 1,210m
- 重量 4,00kg
- 射程 2000m
[編集] 関連項目
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