札幌エスタ
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札幌エスタ(さっぽろエスタ)は、北海道札幌市のJR函館本線札幌駅の南口にある地上10階地下2階の商業ビル。JR北海道関連会社の札幌駅総合開発が賃貸している。
1階は札幌駅前バスターミナルとなっており、北海道内主要都市を結ぶ都市間高速バスをはじめ、札幌市内の主要地区を結ぶ路線バスが発着している。
[編集] 沿革
かつての札幌エスタのフロアは大手百貨店のそごうが「札幌そごう」として1978年に開店したが、2000年の経営破綻に伴い同年12月に閉店。それから半年間はそごうが運営していない10階の「エスタグルメタウン」と1階の「札幌駅前バスターミナル」、地下の食料品売場「エスタフードタウン」のみで営業を続けていた。
2001年7月に大手家電量販店のビックカメラが北海道内1号店をエスタの1~6階に開店、さらに7階にユニクロやABCマート等のカジュアル店が進出、8階にはアカチャンホンポが札幌駅近辺にあった店舗を移転、9階はアミューズメント施設のナムコワンダーランドがオープン、エスタはそごう撤退から1年2か月で全フロアに新テナントが入居した。
その後2002年11月に地下1階と2階に分散していた「エスタフードタウン」を地下1階に集約し「エスタ大食品街」としてリニューアルオープン(地下2階には100円ショップ『キャン・ドゥ』が入居)、2003年3月にJRタワーがオープンしたのに合わせて連絡通路が完成、また同年には1~6階まであったビックカメラのフロアを5階までに規模を縮小し、6階は7階同様ファッションフロアに改装、さらに2004年10月には10階の「エスタグルメタウン」がリニューアルしナムコが運営する道内初のフードテーマパーク「札幌らーめん共和国」がオープンしている。
2005年10月1日、札幌ターミナルビル(株)が札幌駅地下街開発(株)・札幌ステーション開発(株)とともに札幌駅南口開発(株)に吸収合併され、札幌駅総合開発(株)となった。
また、合併を機に札幌エスタ・アピア・パセオ・札幌ステラプレイスの共通ブランドとして「JRタワースクエア」が設けられた。エスタのイメージカラーは■ピンク。
2006年3月からは、JRタワースクエア内の統一ポイントカード「JR TOWER SQUARE CARD」の発行が開始された。