本蓮寺 (瀬戸内市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本蓮寺 | |
---|---|
本蓮寺境内 |
|
所在地 | 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓 |
山号 | 経王山 |
宗派 | 日蓮宗 |
本尊 | |
創建年 | 正平2年(1347年) |
開基 | 大覚 |
別称 | |
文化財 | 本堂、番神堂、中門(国重文) 国史跡 |
本蓮寺(ほんれんじ)は日本の仏教寺院。所在地は岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3194。山号は経王山。宗派は日蓮宗である。国指定史跡。
[編集] 概要
当寺の歴史は南北朝時代の正平2年(1347年)京都妙顕寺の座主であった大覚大僧正が法華堂(本堂)を建立したことに始まる。牛窓は古来より風待ち・潮待ちの港として栄えた。江戸時代には朝鮮通信使が寄港し当寺に滞在し、岡山藩の饗応を受けた。牛窓では毎年10月第4日曜日に通信使の風俗を模したという「唐子踊り」が少年によって舞われている。
室町時代の明応元年(1492年)に再建された本堂は番神堂、中門と共に国の重要文化財に指定された。また、三重塔、祖師堂が岡山県の重要文化財に指定されている。
通信使が使用した客殿には、小堀遠州の手によるといわれる庭園がある(見学は要予約)。
平成6年(1994年)10月11日、朝鮮通信使遺跡として広島県福山市鞆の浦・福禅寺、静岡市清水区興津・清見寺とともに史跡に指定された。
[編集] アクセス
- 両備バス牛窓行きにて本蓮寺下車徒歩約1分。