日本鉄道労働組合連合会
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日本鉄道労働組合連合会(にほんてつどうろうどうくみあいれんごうかい、英: Japan Railway Trade Unions Confederation、JRTU)は、JR各社労働組合の連合組織。略称はJR連合(-れんごう)。日本労働組合総連合会加盟。
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[編集] 概要
- 東京都中央区日本橋室町1-8-10 東興ビル9F
- 会長:角田修作
- 事務局長:藤次康雄
現在、JRグループにおいては最大規模の労働組織を形成していて、特にJR四国にはJR総連系の労働組合が存在しないなど、主にJR東海以西の各社における多数派労働組合を形成している。2005年6月30日現在の組合員は、およそ7万5000人。
[編集] 歴史
1987年2月2日、国鉄分割民営化を控えてそれの賛成派であった国鉄動力車労働組合(動労)・鉄道労働組合(鉄労)・全国鉄道施設労働組合(全施労)・車輌労働組合(車労)・鉄輪会・鉄道社員労働組合(社員労)といった労働組合と、分割民営化に反対だった国鉄労働組合(国労)から分裂して賛成を唱えた真国鉄労働組合(真国労)の組合員が合流して国鉄改革労働組合協議会が結成され、分割民営化後に発足する各社労働組合の総合組織として全日本鉄道労働組合総連合会(鉄道労連、分割民営化後、JR総連)を発足させた。
しかし、動労と鉄労の2大労働組合系組員によって主導権争いが起こり、結局鉄労色の強いJR東海労組・JR西労組・JR四国労組・JR九州労組の4組合が分裂して総連を離脱した。その後1992年5月18日に、1987年2月28日に国労から分離発足した日本鉄道産業労働組合総連合(鉄産労連)系の労働組合がこの4組合に合流し、発足したのがJR連合である。
現在では、JR総連を抜いて、JRグループで組合員をもっとも多く組織しているが、社員数の多いJR東日本では国労より少数派であるなどねじれ現象が続いている。
[編集] 傘下労働組合・組織
- JR北海道労働組合(JR北労組)
- ジェイアール東日本労働組合(JR東日本ユニオン)
- JR東海連合
- 東海旅客鉄道労働組合(JR東海ユニオン)
- その他18関連労働組合
- JR西日本連合
- 西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組)
- その他43関連労働組合
- JR四国連合
- 四国旅客鉄道労働組合(JR四国労組)
- その他3関連労働組合
- JR九州連合
- 九州旅客鉄道労働組合(JR九州労組)
- その他6関連労働組合
- 日本貨物鉄道産業労働組合(貨物鉄産労)
- JR連合地方協議会