抜毛症
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抜毛症(ばつもうしょう、Trichotillomania)とは、正常な毛を引き抜いてしまう性癖のことである。抜毛癖(ばつもうへき)と訳される事もある。この症状を訴える人の大半は10代であるが、成人に達した後でも起こるとされる。大半は女性である。
DSM-IV及びICD-10では、習慣および衝動の障害(habit and impulse disorders)の中の一項目として挙げられている。
円形脱毛症だと思っている人が、実は抜毛症であったというケースも多いという。
[編集] 原因
様々な要素が複合して起こるものとされ、明確な一つの原因はない。かつては、ストレスや不安が主な原因であると考えられていた。しかし、最近では抜毛症は神経細胞と脳のコミュニケーションの一部に支障があるために起こるという説も有力である。だが、現段階ではいずれの説も推測の域を越えてはいない。
[編集] 抜毛症の人数
一説によると人口の0.5~2%が抜毛症だとされる。しかし、医者の考えや判断によってこの割合はかなり変化するため、あまり正確な情報ではない。