折原一
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折原一(おりはら いち、1951年 - )は日本の小説家・推理作家。日本推理作家協会現会員。
1951年埼玉県久喜市生まれ。早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業後はJTBに入社する。
JTB勤務中の主な業務は出版関係の仕事だった。その後月刊旅行誌「旅」にてトラベルライターになる。1988年、初めて執筆した小説『五つの棺』にて作家活動を開始。同年に執筆した長編推理小説『倒錯のロンド』を江戸川乱歩賞に応募。最終候補作まで残るものの、受賞せずの結果となった。しかし1995年早川書房より刊行した小説『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞を受賞する。身長178cm。
新本格派ミステリー作家の一人に数えられる作家である。
妻は同じく小説家の新津きよみ。共に執筆した小説『二重生活』が講談社より刊行されている。また、同じく推理作家の北村薫は、埼玉県立春日部高等学校、早稲田大学の先輩に当たり、折原の著書の一つ『ファンレター』には全編を通して"西村香"という覆面作家が登場している。
日本テレビ「マジカル頭脳パワー」の「マジカルミステリー劇場」の原案ブレーンに関わっていた事もある。
[編集] 著作
- 七つの棺
- 倒錯の死角
- 鬼面村の殺人
- 倒錯のロンド
- 『白鳥』の殺人
- 螺旋館の殺人
- 猿島館の殺人
- 灰色の仮面
- 黒衣の女
- 丹波家殺人事件
- 覆面作家
- 仮面劇
- 蜃気楼の殺人
- 異人たちの館
- 水の殺人者
- 天井裏の散歩者
- 沈黙の教室
- 望湖荘の殺人
- 誘拐者
- 幸福荘の秘密
- ファンレター
- 漂流者
- 天井男の奇想 倒錯のオブジェ(文藝春秋版では『倒錯のオブジェ 天井男の奇想Rooms Unknown』)
- グットバイ 叔父殺人事件
- 螺旋館の奇想
- 黙の部屋
- 沈黙者
- 倒錯の帰結
- 偽りの館 叔母殺人事件
- チェーンレター
- 鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ
- 被告A
- 模倣密室 黒星警部と七つの密室
- 耳すます部屋