式守伊之助 (27代)
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27代式守伊之助(にじゅうななだい しきもりいのすけ、1928年7月18日 - 2005年11月2日)は、大相撲の立行司。本名・福井栄三。大阪府出身、春日野部屋所属。初土俵は1939年春場所。
13代木村庄太郎の弟子で、初土俵時の行司名は木村英三。その後、2代木村善之輔、14代木村庄太郎を襲名。
1990年11月場所限りで27代木村庄之助が引退し、25代式守伊之助が28代木村庄之助を襲名。それに伴い、式守伊之助を襲名する予定であったが、同部屋で一つ序列下位であった木村庄二郎も優秀であったため、昇進者の選考は難航。木村庄二郎の方が、弟弟子ながら定年が早かったため、譲られる形で26代式守伊之助を襲名。彼の引退後、27代式守伊之助を襲名した。
古武士のような風格を持ち、地味ながらも堅実で、的確な軍配捌きには定評があった。
引退してしばらくの間は、同部屋のマネージャーを務めた。