岸和田少年愚連隊
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『岸和田少年愚連隊』(きしわだしょうねんぐれんたい)は、中場利一の小説、または同小説を原作とした映画シリーズ。
[編集] 映画
- 『岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS』(1996年)
- 監督:井筒和幸
- 主演:ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)、大河内奈々子
- 主人公チュンバの中学3年次から高校入学そして中退までを描く。喧嘩のシーンが多い。ナインティナイン他、宮迫博之、原西孝幸といった当時まだ全国的ではなかった吉本印天然素材の芸人たちが出演・好演している。この映画で主演のナインティナインの2人は、ブルーリボン賞(新人賞)を受賞した。
- 『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』(1997年)
- 『岸和田少年愚連隊 望郷』(1998年)
- 『岸和田少年愚連隊 野球団〈岸和田少年野球団〉』(2000年)(望郷とリンクした作品)
- 監督:渡辺武
- 主演:遠藤章造(ココリコ)、安西ひろこ
- 出演:辻本賢人(小学生時代)、長田融季(りあるキッズ)、カズ山本(元ダイエー、近鉄)
- チュンバ小学校時代の番外編。祖父の勧めで不良のチュンバ達が真面目に野球に取り組むが、裏では悪い大人が賭博野球をしていたという話。現阪神タイガースの辻本が心臓病をかかえた少年投手として出演。
- 『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説』シリーズ
- 主演:竹内力
- 出演:田口トモロヲ
- 岸和田最強の男村山カオルの高校生時代の物語(ほとんど高校には通っていない)
- 番外編として制作されるが、竹内力の逝っちゃった演技が馬鹿受け。新しいファン層を獲得してシリーズ化される。
- 現在まで『EPISODE-1』『EPISODE-2』『EPISODE-FINAL』『番長足球』『妖怪地獄』『マレーの虎』の6作品。
[編集] 作品の共通点
作者中場利一の少年期が題材となっており、彼の家族や悪友などが登場する。
- 主な共通する登場人物
- チュンバ(リイチ):主人公。作者の氏名を麻雀読みしたあだ名になっている。勉強が嫌いで、毎日喧嘩に明け暮れる日々で顔は傷だらけである。女の子にもてるわけではないが、もてないわけでもない。鞄を右手で持つのは、左手でリョウコと手を繋ぐためである。
- 小鉄:チュンバの親友で、常に一緒に行動している。チュンバと同じく勉強が嫌いで、喧嘩ばかりしている。小学生ですでに喫煙していたりする。
- おとん:チュンバの父親。息子と同じく喧嘩っ早い。職業は的屋。麻雀をしている時に息子が生まれたため「立直→リーチ→利一」と名づける。竹中直人が演じたことがある。
- おかん:チュンバの母親。夫と息子には呆れていている。
- サダ:チュンバのライバル。小、中学と常に覇権を争い、顔を見れば喧嘩になる。
- カオルちゃん:岸和田界隈をうろつく、ヤクザも恐れる人物。竹内力も演じた。己の信念に従って行動し、邪魔するものは電車でも止めてしまう。岸和田商店街を歩くカップルの写真を勝手に撮り、高値で売りつけている。
- おじい:チュンバの祖父。近所の少年を集めて野球団をつくるが、裏で賭けの対象にしていたりする。笑福亭松之助がシリーズ全作で演じている。
- リョーコ:チュンバの彼女。かわいい。中学の時に関東の方から転校してきた。