岳南鉄道ED50形電気機関車
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ED50形は、岳南鉄道が所有する直流用電気機関車である。 入換用として使用されている。
[編集] 概要
上田温泉電軌が1928年に川崎造船所に発注した機関車デロ301で、西武鉄道のE21形や小田急電鉄のデキ1010形等の同形機がある。三河鉄道を経て名鉄に編入された後岳南鉄道が借り入れ、1970年に購入した。 小さなボンネット部分には抵抗器が納められており、本体の窓の上縁には大きなアールが取り付けられている。また、当初はパンタグラフは一基だけ設置されていたが、岳南鉄道にて二基に増設された。 現在は比奈駅に常駐し、日本大昭和板紙吉永の工場に到着する貨物列車の入れ換えに従事している。
[編集] 主要諸元
- 全長:10128mm
- 全幅:2702mm
- 全高:4174mm
- 運転整備重量:40.0t
- 電気方式:直流1500V(架空電車線方式)
- 軸配置:B-B
- 台車形式:棒台枠、イコライザ式
- 主電動機:K7-1503-C型×4基
- 歯車比:17:73=1:4.29
- 1時間定格出力:448kW
- 1時間定格引張力:6640kg
- 1時間定格速度:
- 動力伝達方式:歯車1段減速、吊り掛け式
- 制御方式:抵抗制御、2段組み合わせ制御
- 制御装置:電磁空気単位スイッチ式
- ブレーキ方式:EL14AS空気ブレーキ、手ブレーキ
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