尼崎港駅
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尼崎港駅(あまがさきこうえき)は、かつて兵庫県尼崎市に存在した駅。日本国有鉄道福知山線の支線(尼崎港線)の終着駅であった。
[編集] 概要
1891年9月に、摂津鉄道によって起点駅として建設されたが、大阪駅への乗り入れを果たすと塚口駅~尼崎港駅間は盲腸線と化し、貨物列車は日数往復通るものの、旅客列車は昭和50年代には日2往復しか存在しない状態になっていた。1981年4月1日に支線の旅客営業が廃止されたあとも貨物駅として存続したが、1984年2月1日には正式に廃止となった。なお開設時は尼ヶ崎駅と称し、1949年1月1日に東海道本線の神崎駅が尼崎駅と改称したとき、同時に尼崎港駅と改称した。
駅自体は貨物の側線が多くあった関係で広々としていたが、旅客のプラットホームは1本あるのみであった。駅舎もいかにも貨物の取扱所といった趣で、常備券が存在せず乗車券はいちいち全て手書きで発行していた。
阪神高速道路3号神戸線の下にあり、近くには阪神本線の尼崎駅もあった。
[編集] 隣の駅
- 日本国有鉄道
- 福知山線(支線)
- 尼崎港駅 - 金楽寺駅