少年愛写真集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
少年愛写真集(しょうねんあいしゃしんしゅう)は、少年の美と魅力を写真の形で記録し残そうとして造られた写真集である。少年愛者が撮影して写真集にした場合と、少年の美を愛する人に向け商業的に出版されたものがある。
目次 |
[編集] 概説
日本の少女ヌード写真集とは異なり、欧米を中心として写真術が発明された、19世紀以来の起源を持つ。1980年代頃より、児童ポルノに対する規制が欧米で強まるまでは、継続的に様々な形で出版されていた。少年の裸身を撮影したものもあるが、着衣の写真集もある。
[編集] フォン・グローデン
古代ギリシアの崇拝者で、男色家でもあったヴィルヘルム・フォン・グローデン男爵(Baron Wilhelm von Gloeden)が、シチリアの少年をモデルとして撮影した多数の「少年愛写真」が著名である。フォン・ブローデンは、少年の衣装や道具を工夫して、古代ギリシアかローマ時代を想起させる情景を造り出した。全裸の少年の写真もあり、3,000枚近い数のものがあったが、ファシスト党の擡頭で、大部分は焼却された。
フォン・グローデンは、シチリアのタオルミナで写真を多く撮影した。『 Taormina 』と題された写真集が出版されている。
[編集] 写真集
- フォン・グローデン 『 Taormina 』
- 『子供の領分』 1971年
- 武田肇 『少年たち』 1973年
- 『 The Boys 』 (英文洋書)
- 『少女美少年怜也15才』 三和出版 2001年
(その他、多数、詳細不明)