墨流し
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墨流し(すみながし)とは墨汁を水に垂らした際に出来る模様、またはその模様を染めた物である。
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[編集] 概要
墨流しとは、9世紀頃から伝わっている伝統芸術である。尾形光琳の紅白梅図屏風にも使われている。トルコにも、似たようなマーブル(マーブリングとも。できる模様が大理石に似ることから)と呼ばれるものがある。マーブルの場合は、白黒ではなく、いろいろな色が出せる。似たようなものに墨割りというものがあるが、科学的な根拠を言えば、まったくの別物である。
[編集] 方法
墨流しの方法はいろいろあるが、手軽なやり方を説明する。細かい点は各自工夫してみることをお勧めする。 まず、平たいトレイに水を入れる。そこへ墨汁(カラー版を作りたかったら、絵の具を使用する)をたらす。その後は、先に油をつけた爪楊枝などで数回水面をつつく。これで、墨の黒い膜に穴があくはずである。そして、竹ひごを使ってかき混ぜる。そうすると、神秘的な渦巻き模様が出来る。これを和紙に取ったら完成である。
[編集] 理由
墨の膜は油をはじくため、黒と透明の部分は混ざることなくきれいに分かれる。かき混ぜても混ざらないため、渦模様が出来る。