城昌幸
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城昌幸(じょうまさゆき, 1904年6月10日 - 1976年11月27日)は、日本の小説家、推理作家、詩人。
目次 |
[編集] 人物
本名は稲並昌幸。東京神田生まれ。城左門名義で詩作している。
『若さま侍』シリーズで有名。またショートショートの先駆と称される。
[編集] 経歴
- 1924年 同人誌『東邦藝術』(後に『奢灞都』に改題)を発行。
- 1938年 若さま侍シリーズの第1作「舞扇三十一文字」を発表する。
- 1949年 野村胡堂らと捕物作家クラブを結成する。
[編集] 著作
[編集] 探偵小説
[編集] 長編
- 『金紅樹の秘密』
- 『死者の殺人』
[編集] 短編
- 『婦人警官捕物帖』 - 短編集
- 『みすてりい』 - 短編集
- 「艶隠者」
- 「その夜」
- 「古い長持」
- 「根の無い話」
- 「波の音」
- 「猟銃」
- 「その家」
- 「道化役」
- 「スタイリスト」
- 「幻想唐艸」
- 「絶壁」
- 「花結び」
- 「猟奇商人」
- 「白い糸杉」
- 「殺人婬楽」
- 「その暴風雨」
- 「怪奇製造人」
- 「都会の神秘」
- 「夜の街」
- 「死人の手紙」
- 「模型」
- 「老衰」
- 「人花」
- 「不思議」
- 「ヂャマイカ氏の実験」
- 「不可知論」
- 「中有の世界」
- 「大いなる者の戯れ」
- 「面白い話」
- 「怪奇の創造」
- 「影の路」
- 「神ぞ知食す」
- 「間接殺人」
- 「鑑定料」
- 「吸血鬼」
- 「切札」
- 「月光」
- 「恋の眼」
- 「コント 香水事件」
- 「此の二人」
- 「三行広告」
- 「自殺倶楽部」
- 「七人目の異邦人」
- 「実在」
- 「死人に口なし」
- 「シヤンプオオル氏事件の顛末」
- 「宿命」
- 「晶杯」
- 「燭涙」
- 「絶筆」
- 「想像」
- 「大佐の家」
- 「宝物」
- 「脱走人に絡る話」
- 「罪せられざる罪」
- 「桃源」
- 「東方見聞」
- 「七夜譚」
- 「薄暮」
- 「ハムレット」
- 「秘密を売られる人々」
- 「二人の写真」
- 「復活の霊液」
- 「分身」
- 「宝石」
- 「宝石匣」
- 「ママゴト」
- 「操仕立因果仇討」
- 「見知らぬ人」
- 「妄想の囚虜」
- 「もう一つの裏路」
- 「憂愁の人」
- 「夢見る」
- 「良心」
[編集] 若さま侍捕物手帖
[編集] 長編
- 『おえん殿始末』
- 『くれない系図』
- 『虚無僧変化』
- 『天を行く女』
- 『百鬼夜行』
[編集] 短編
- 「雨夜の尋ね人」
- 「生霊心中」
- 「十六剣通し」
- 「浮世やみ夜」
- 「艶福寺ばなし」
- 「お色屋敷」
- 「乙女の瞳」
- 「女心の一念」
- 「おんな白浪」
- 「かいやぐら」
- 「影姫道中」
- 「かすみ八卦」
- 「神かくし」
- 「かんなぎ崩れ」
- 「きつね女房」
- 「鬼仏往生」
- 「金梨子地空鞘判断」
- 「首くくり指南」
- 「暗闇まつり」
- 「曲輪奇談」
- 「袈裟女郎」
- 「恋は曲者」
- 「声でない声」
- 「五月雨殺し」
- 「猿まわし」
- 「しぐれの伝八」
- 「地獄変相図」
- 「尺八巷談」
- 「尻取り経文」
- 「心中歌さばき」
- 「千両河童」
- 「双色渦巻」
- 「玉の肌地獄」
- 「だんまり闇」
- 「天守閣の狸」
- 「南蛮秘夢」
- 「濡れごと幽霊」
- 「春信えがく」
- 「秘剣一文字くずし」
- 「人化け狸」
- 「二人こうすけ」
- 「ぶらぶら鳥居」
- 「振袖猫」
- 「紅鶴屋敷」
- 「べらんめえ活人剣」
- 「変化恋」
- 「牡丹に唐獅子」
- 「舞扇三十一文字」
- 「埋蔵金お雪物語」
- 「まぼろし力弥」
- 「まんじ笠」
- 「卍むらさき」
- 「めくら駕籠」
- 「もののけ娘」
- 「幽霊駕籠」
- 「霊亀香人形供養」
[編集] その他の時代小説
[編集] 長編
- 『一剣立春 桜田門外ノ変遺聞』
- 『江戸っ子武士道 海舟と南洲』
- 『隼浪人颯爽』
[編集] 短編
- 『新十郎捕物帳』シリーズ
- 丑の刻參り
- 『なりひら藤吉捕物帳』シリーズ
- 『黒門町伝七捕物帖』シリーズ
- 「殺し場雪明かり」 - アンソロジー『黒門町伝七捕物百話』中の一話
- 『居候剣法』シリーズ
- 「べらんめえ十万石」
- 江戸前むすめ
[編集] 随筆
- 『えぴきゅりあん』
[編集] 城左門名義の著作
[編集] 詩集
- 『近世無頼』
- 『槿花戯書』
- 『二なき生命』
- 『終の栖』
- 『秋風秘抄』
- 『月光菩薩』
- 『日日の願ひ』
- 『秋風への回想』
- 『恩寵』
- 『城左門全詩集』
[編集] 俳句集
- 『半夜記』
[編集] 訳書
- アロイジウス・ベルトラン『夜のガスパアル』(西山文雄との共訳)