坂東八平氏
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坂東八平氏(ばんどうはちへいし)は平安時代中期に坂東(関東地方)に土着して武家となった桓武平氏流の平良文を祖とする諸氏。八つの氏族に大別されていたため、「八平氏」と呼ばれた。
三浦氏、千葉氏、秩父氏、鎌倉氏、大掾氏の他、これらの諸氏から派生した中村氏、梶原氏、長尾氏などが入るが、数え方はその時々の各氏族の勢力により、様々である。
また、坂東八平氏の中には平氏子孫というのは仮冒であり、古代氏族の末裔とする見方もされている一族もある。
なお、室町時代に栄えた八つの氏族―いわゆる関東八屋形とは無関係である(なお、両方共通してその名を挙げられるのは千葉氏のみである)。