南青山少女歌劇団
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南青山少女歌劇団(みなみあおやましょうじょかげきだん)は11歳から18歳までの少女で構成された少女歌劇団である。劇団の所在地が東京都港区南青山にあったことから、この様に名付けられた。略称として南少(なんしょう)。表記としてMSK(えむえすけー)を使う場合もある。
1990年テレビ番組製作会社のオフィス・ヘンミと芸能プロダクションのスペースクラフトが合同してプロジェクトが開始され、放送局のTBSとレコード会社のファンハウスが後にプロジェクトに加わりオフィス・ヘンミが下りて1991年3月3日に劇団が発足している。そして、その年の8月に旗揚げ公演『天使の拍手が聞こえる街』(堤泰之演出)が上演される。
演出家・謝珠栄が初演出を行なったのは同劇団の公演『夏・遠い願いを抱いて~夢を信じて~』(1992年)であった。ミュージカル公演が主な活動だが、アイドルグループとして、CDやビデオの発売やテレビの出演も行った。
スペースクラフトグループの単独プロジェクトになった頃より劇団としてマンパワーに明確な不足が目立ち始め、宝塚歌劇団出身の橘沙恵をプロデューサーに迎え立て直しを図ったが、2001年8月の公演以降、実質的な活動休止状態に入った。
団員は不定期の公募オーディションで選ばれた。オーディション毎に、現在まで1期生から8期生まで存在する。
[編集] 主な出身者
- 大越史歩(女優)
- 千葉紗子(声優・歌手)
- 南里侑香(声優・歌手)
- 小林晃子(声優)
- 浦壁多恵(ミュージカル女優)
- 森田このみ(女優)
- 西条由利香(女優)
- 世永亜実(サマンサタバサ広報課長)
- 栗山絵美(女優)