作画グループ
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作画グループ(さくがぐるーぷ)は、1962年に結成された日本の漫画同人グループである。正式名称は日本統一ストーリィ作品研究会作画グループ。代表は大阪府生まれのばばよしあき。
ばばが中学生時代、漫画仲間と作った同好会を前身とし、2005年現在、40年以上の歴史を持つ会員制同人誌の老舗。会員にプロの漫画家が多いが、漫画が好きでさえあれば誰でも入れるオープンな会である。創作同人としての顔と会員有志による作品制作ユニットとしてのふたつの面を持つ。
活動の主な内容は、会員の提出したオリジナル作品(原作)を、有志が批評した会報に掲載するというきわめてオーソドックスなスタイル。同人誌即売会にはほとんど参加せず、会員向け作品集「なかま」などと書店ルートでも入手可能な「GROUP」(SG企画発行)などを編集している。ガリ刷の会誌が当たり前、同人誌向け印刷屋が影も形もない時代にオフセット同人誌を刊行開始したことで知られている。会員の聖悠紀が高校生時代に執筆した超人ロックの大ヒットの影響による入会希望者の殺到などもあり、一時期1000人規模の会員数に急成長したことも有名である。原画展を開催したり、貸本向け・同人・商業問わない発表形態に、“商業的”という批判にさらされることもあったが、創作というものへのこだわりを貫いている。一方で1980年代まで肉筆回覧誌を製作するなど、地味な活動を続けていた。
映画同様、脚本・監督・キャストなどを多数のメンバーが分担する合作を週刊少年マガジンなど複数の雑誌に発表した。メンバーたちはギャグ、SF、少女マンガとふだんは別ジャンルで活動している。個性が強く、絵柄のデフォルメが大きく異なるメンバーをまとめ、単なる余興でなく本格的な作品として作り上げ、話題になった。
[編集] 作品リスト(特記外は合作)
- アキラ・ミオ大漂流 (週刊少年マガジン、講談社)
- ダリウスの風 (週刊少女コミック、小学館)
- 銀河を継ぐ者 (週刊少女フレンド、講談社)
- 1000万人の2人 (週刊少年キング、少年画報社)
- ベレヌスのロビン炎の伝説 (少年KING、少年画報社)
- ベレヌスのロビン炎の戦士 (単行本描きおろし、SG企画)
- 怪盗スカイラーク (リレー漫画)(GROUP、SG企画ほか)
- 怪盗スカイラーク華麗な冒険 (SF漫画競作大全集、東京三世社)
- 銀河活動大写真異聞(ウィングス、新書館)
- フリージングポイント (ウィングス、新書館)