体位
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医療、看護、介護領域の体位(たいい)は、体の位置や姿勢のことを指す。
産婦人科での診察、出産時の姿勢などでは、仰臥位、側臥位、また救急時のものでは昏睡体位といったようなものがある。いずれも受診者、出産者の単独の体位である。そのほか、検査や治療上で用いられる体位には、シムズ体位、膝胸体位、切石体位、トレンデレンブルグ体位などがある。泌尿器科、肛門科、産婦人科などで多く用いられる。
心不全では、上体を起こした体位でないと、呼吸困難に陥る場合がある。
介護、看護領域では褥創の防止のために、一定時間以上同じ体位をとりつづけさせないよう、体位変換を適宜行うことが重要である。