会寧市
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会寧市(フェリョン-し、회령시)は、朝鮮民主主義人民共和国の咸鏡北道に在る都市である。豆満江沿岸に位置し、中華人民共和国の吉林省延辺朝鮮族自治州龍井市と接する。古くは、豆満江沿岸六鎮の一津に数えられていた。現在では、北朝鮮最大の強制収容所である「第22号管理所」があることで知られており、そこには5万人の収監者がいるとされている。
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[編集] 工業
食品工場、日用品生産の化学工場、白杏の加工工場及びに山羊の牧場など。
[編集] 著名な企業
- 青年山羊牧場︰牛乳類の加工品を生産し、市民に供している。
- 会寧白杏加工工場:生産品である「白杏仁酒」は会寧の特産となっている。
[編集] 特産品
- 会寧白杏
- 会寧陶器
- 会寧美女
[編集] 観光スポット
- 金正淑同志革命事跡館:1974年10月に開館。北朝鮮の抗日女性英雄とされる金正淑の資料を展示。
- 鰲山徳:市の中心部に在る小丘。金正淑女史の銅像と事績の碑がある。ここから出産される白杏はかつて全朝鮮の特産物として名声を受けたことがある。風光明媚なことから、かつては「咸北名勝」の美称を受けていた。
- 會寧橋頭:会寧市の中心部から西北部に約5キロメートルの場所に位置するコンクリート製の道路橋。中華人民共和国吉林省龍井市と繋がっている。
- 会寧人民図書館:会寧市城川洞にある図書館。1993年12月24日に開館。建物が華麗とされている。
- 観光ホテル:
- 会寧ホテル:会寧市の中心から東南部に約3キロメートルの場所にある。客室は34室。
- 鰲山慣行ホテル:鰲山徳の脇にある。客室は21室。