五色沼 (福島県北塩原村)
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五色沼(ごしきぬま)とは、磐梯山の北側にある大小数十の湖沼群のこと。緑、赤、青など、様々な色の沼がある。
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[編集] 概要
1888年7月15日、磐梯山北側にあった小磐梯山が小規模な水蒸気爆発によって山体崩壊・岩屑なだれを起こし、崩壊した山体が川をせき止め、数百の湖沼が出来た。大きいものには、秋元湖、小野川湖、桧原湖がある。それらに挟まれた、桧原湖の南東にある数十の湖沼群・地域が五色沼と呼ばれる。流入している火山性の水質の影響や、植物・藻などにより、湖沼群は緑、赤、青などの様々な色合いを見せることが名称の由来である。爆発の土砂・岩によって荒れた地域を観光地として再生させようと、遠藤現夢が私財を叩いて植林をしたのが始まり。磐梯朝日国立公園に属する。
五色沼入口バス停のところに裏磐梯ビジターセンターがあり、歴史的な写真や模型による全体像などの展示がある。散策路も整備されており、レンタルでボートに乗れる沼もある。
[編集] 五色沼自然探勝路
- 路順:五色沼入口バス停-毘沙門沼-赤沼-深泥沼-弁天沼-瑠璃沼-青沼-柳沼-磐梯高原バス停
- 距離:3.6km
- 所要時間:徒歩約1時間余り、コバルトブルーの瑠璃沼や磐梯山の眺めがよい毘沙門沼、水中植物が美しい模様を描く弁天沼等変化のあるトレッキングコースである。
- 駐車場:五色沼入口、磐梯高原両バス停に、自家用車・観光バス用駐車場が整備されている。
[編集] 関係団体
- 裏磐梯観光協会
[編集] その他
磐梯吾妻スカイライン(磐梯吾妻道路)浄土平・一切経山付近にある五色沼(吾妻の瞳)は別のもの。ともに福島県の地名「磐梯」に在るため、道路標識や看板を頼りに接近すると、混同してしまうことがある。
[編集] 関連項目
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