二重橋
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二重橋(にじゅうばし)とは、皇居正門から宮殿へと向かう濠に架かっている正門鉄橋のことである。
「皇居前広場→西丸大手橋(手前の正門石橋)→正門→西丸下乗橋(奥の正門鉄橋)→宮殿」というように、濠には手前の石橋と奥の鉄橋の2つがあり、正確には奥の鉄橋を「二重橋」という。奥の鉄橋は、昔(木造橋時代)は、技術的な問題から橋の下に足場のための橋が架かっていて二段構造になっていた。そこから、「二重橋」と呼ぶようになった。手前の石橋と奥の鉄橋、2つ重なっている橋だから「二重橋」というのは誤りである。
正門には皇宮警察の皇宮護衛官の儀仗隊がいて、さらに奥の鉄橋にも皇宮護衛官がいる。二重橋は普段は渡ることは出来ない。皇居一般参賀や、外国要人来賓のみに使用される。
[編集] 歴史
- 江戸時代:西丸が改修された際に架けられた。
- 1888年(明治21年):架け替えられた。
- 1954年1月2日、皇居一般参賀者が二重橋上で将棋倒しになり、16名が死亡した。
- 1964年(昭和39年):皇居宮殿建設の際、現在の橋に架け替え
[編集] 交通
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