乗鞍高原
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乗鞍高原(のりくらこうげん)は、飛騨山脈(北アルプス)南部東側に位置する高原である。乗鞍岳の東麓にあたり、西半部(高標高側)は中部山岳国立公園にかかる。また全域が長野県松本市安曇(旧南安曇郡安曇村)の大野川区に属している。
観光利用が盛んであり、夏は避暑、夏から秋にかけては登山、冬はスキーを目的とする観光客が多く訪れる。また複数の温泉が湧出している他、他所(湯川源泉)からの引湯もなされている。標高は西端の最高所で約1800m、東端の最低所で約1100mの高地となっており、夏でも気候は冷涼である。標高1600m付近には「休暇村乗鞍高原」がある。
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[編集] 観光資源
自然が豊富で、動植物は多岐にわたり生息している。運がよければ特別天然記念物のカモシカが見られる。
[編集] スキー場
- 乗鞍高原温泉スキー場
- 乗鞍高原いがやスキー場
- いがやレクリエーションランド(夏季)
[編集] 温泉
[編集] 水辺
[編集] その他
- 一ノ瀬園地
- 乗鞍自然園・孫市原
- 鈴蘭橋(紅葉の名所)
- 梓水神社
[編集] その他施設
[編集] 交通
- 松本駅を起点とする松本電鉄上高地線の終着駅である新島々駅から路線バスが運行されている他、東京・横浜から季節運行の直行バスも運行されている。
- 高原の中央部を東西に貫く県道乗鞍岳線が国道158号に接続しており、長野自動車道松本ICにつながっている。なお、県道乗鞍岳線は、乗鞍高原より西側(乗鞍岳方面)は一般車両の通行が禁止されている。自家用車利用で乗鞍岳へ向かう場合は、乗鞍高原内にある駐車場に駐車し、路線バスに乗り換えることになる。乗鞍岳への駐車拠点の一つである。
- 1997年(平成9年)12月6日に飛騨山脈を貫く安房トンネルが開通し、通年で車の乗り入れが可能となるなど岐阜県高山市側とのアクセスは格段に向上した。