世界アンチ・ドーピング機関
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世界アンチ・ドーピング機関(せかいアンチ・ドーピングきかん、WADA;World Anti-Doping Agency )とは、ドーピング(薬物使用)に反対する運動を世界的規模で推し進めるために、国際オリンピック委員会(IOC)が開催したスポーツにおけるドーピングに関する世界会議において採択されたローザンヌ宣言に基づいて1999年11月に設立された国際的で独立の監視機関である。
WADAは、禁止薬物リスト・検査・分析などの国際的なドーピング検査基準やドーピング違反の罰則規定の統一化、アンチ・ドーピング活動に関する教育・啓発活動等を目的としている。
WADAに反発していた国際サッカー連盟(FIFA)も、2006年6月に、WADAの統一基準受け入れに合意した。