世界がもし100人の村だったら
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世界がもし100人の村だったら (If the world were a village of 100 people)は、インターネット上でチェーンメールのように広まって、世界的に流布した世界の人々の相互理解、相互受容を訴えかける世界村(en:global village)について示唆を与える文章。2001年前後から世界的に広まった。元々はアメリカのイリノイ州出身の大学の女性教授ドネラ・メドウスが、世界が1000人の村だったら、というタイトルで書いた文章から出発し、それがネットを介して伝えられていく内、100人に人数が減り、また部分的に削除されたり、逆に加筆されたりして流布しているもの。日本では、2001年3月にアメリカ、ワシントン・DCで元世界銀行に勤務していた中野裕弓が、元同僚から受け取ったものを日本語に訳したのが、最初だといわれる。また同年2001年には翻訳家の池田香代子とC・ダグラス・ラミスが再話し、日本語に訳してマガジンハウスから出版した。また、これを開発教育協会が、国際理解教育の教材として開発したものも存在する。
[編集] 書籍
- 2001年 『もし世界が100人の村だったら』(マガジンハウス、池田香代子、ISBN 4838713614)
- 2002年 『もし世界が100人の村だったら2 - 100人の村の現状報告』(マガジンハウス、池田香代子、ISBN 4838713614)
- 2004年 『もし世界が100人の村だったら3 - たべもの編』(マガジンハウス、池田香代子、ISBN 4838715463)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- もし世界が100人の村ならば(中野裕弓) - この文章の裏話とメドウスさんの文章が読める
- もし世界が100人の村だったら - マガジンハウスのサイト