ワライタケ
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ワライタケ(笑茸、学名Panaeolus papilionaceus)はヒトヨタケ科ヒカゲタケ属の毒キノコ。
傘径2~4cm、柄の長さ5~10cm。春~秋、牧草地、芝生、牛馬の糞などに発生。しばしば亀甲状にひび割れる。長らくヒカゲタケ(Panaeolus sphinctrinus)と区別されてきたが、最近では同種と考えられている。
中枢神経に作用する神経毒シロシビンを持つキノコとして有名だが、発生量が少なく、決して食欲をそそらない地味な姿ゆえ誤食の例は極めてまれ。
摂取後30分から一時間ほどで色彩豊かな幻覚が現れるが、マジックマッシュルームとして知られる一連のキノコよりは毒成分は少ない。