ロバート・K・レスラー
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ロバート・K・レスラー(Robert K. Ressler、1937年 - )は、アメリカ合衆国の元FBI捜査官。コンサルタント。司法行動学研究所(FBS)所長。
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[編集] 経歴
1937年、シカゴで生まれミシガン州立大学、大学院を経て憲兵の指揮官として過ごした後、FBI特別捜査官となる。1974年、クワンティコにあるFBI行動科学課の主任プロファイラーとして、大勢の凶悪犯と面談して得た知識により数々の事件の解決に貢献。引退後は、法執行期間のコンサルタントや裁判の専門家証人をする一方、司法行動学研究所を設立。所長を務めている。
1994年、著書『FBI心理分析官』(早川書房刊)が日本でベストセラーとなり、一時期日本のテレビのワイドショーに出演し、つくば市母子殺人事件、オウム真理教事件、神戸市連続児童殺人事件など有名殺人事件のプロファイリングをしていた。近年も時折出演している。
[編集] 業績
1974年当時、設立されたばかりのFBI行動科学課において プロファイリングの確立に貢献。「連続殺人犯」という言葉を提唱して 現在使われるようになった。また、作家トマス・ハリスはレスラーに情報を提供されたことにより「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」を執筆した。映画「コピーキャット」の題材にもなった。
[編集] 著書
- FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記
- FBI心理分析官2―世界の異常殺人に迫る戦慄のプロファイリング
- FBI心理分析官 凶悪犯罪捜査マニュアル
- FBI特別捜査官―裁かれた判事 若き日のレスラー捜査官の事件簿より
- FBI心理分析官異常殺人者ファイル
- 快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(英語)