ロバート・キミット

ロバート・キミット

ロバート・マイケル・キミット（Robert Michael Kimmitt, 1947年 12月19日 - ）は、アメリカ合衆国の外交官、政治家。

[編集] 生涯

1947年、キミットはユタ州ローガンで生まれた。キミットは1969年にニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校を卒業し、1977年にワシントンD.C.のジョージタウン大学ローセンターで法務博士号を取得した。またキミットはローセンター在学中、Law and Policy in International Business の編集長を務めた。その後1977年から1978年までコロンビア特別地区巡回控訴裁判所でエドワード・タム判事の助手を務めた。

その後キミットはホリー・サザーランド (Holly Sutherland) と結婚し、2人の娘と3人の息子をもうけた。キミット一家はバージニア州アーリントンに居を構えた。

キミットは1970年 4月から1971年 8月まで第173空挺旅団に所属し、ベトナム戦争に参加した。キミットは3個の銅星勲章と、名誉戦傷章、航空勲章、ベトナム勇功十字章を授与され、2004年 11月に陸軍予備軍の少将として退役した。

キミットは1976年から1977年まで、また1978年から1983年まで国家安全保障会議のメンバーの1人を務め、1983年から1985年まではホワイトハウスで国家安全保障会議の事務局長と総合弁護士を務めた。その後1985年から1987年まで合衆国財務省の総合弁護士を務めた。

キミットは合衆国内と国外の両方で、長い公職歴を有している。1989年から1991年までは政治問題担当国務次官を務め、湾岸戦争への対応では大統領国民栄誉賞を受賞した。その後1991年から1993年までは合衆国の駐ドイツ大使を務め、国防省公務特別功労賞を受賞した。

キミットは1997年に国防委員会のメンバーを務め、1998年から2005年までは中央情報局長官の国家安全諮問団のメンバーを務めた。さらにキミットは世界銀行の投資問題を解決する仲裁委員会のメンバーとしても活動した。

2005年 5月3日、キミットはジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領から財務副長官への指名を受け、同年7月29日に上院の承認を受けた。キミットは同年8月16日に就任の宣誓を行い正式に財務副長官として着任した。キミットはジョン・スノー財務長官の下で経済成長強化と雇用創出に努めた。またスノーが財務長官を退任してから後任のヘンリー・ポールソンが着任した2006年 6月29日から7月3日までの間、財務長官代行として任務に当たった。