ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-
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『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』はマイケル・クライトンによる小説で、「ジュラシック・パーク」の続編。内容的には小説ではなく映画版「ジュラシック・パーク」の続編といったほうが近く、主人公はイアン・マルコム。舞台は、前作の舞台イスラ・ヌブラルの近くにあるサイトBと呼ばれる島。ジュラシックパーク開園まで恐竜復活・飼育の研究施設があった場所という設定である。 生物の進化や絶滅に関する本作独自の仮説をたてて物語が進む点は、映画版と大きく異なる特徴だといえる。
ちなみにマルコムは小説一作目ではティラノサウルスに襲われた怪我がもとで死亡し、その後パーク(というよりイスラ・ヌブラル全体)はコスタリカ軍の空爆で焼却されている(マルコムがヘリに搬送された描写はない)。しかし小説二作目では実はこのときマルコムもヘリで運び出され、病院で奇跡的に蘇生したことになっている(確かに一作目では昏睡状態になったところまでしか描写がないので話がつながらないこともない)。また小説一作目のラストではパーク関係の生存者(グラント博士ら)は口封じのため一生軟禁生活が続くことを示唆するような台詞があったのだが、二作目では特殊な取引で釈放されたことになっている(ただしマルコム以外の人物は直接登場しない)。そのほか、一作目ではわずかに登場するだけだったマーティン・ギティエレス博士がキーパーソンの一人になっているし、本作に登場する動物行動学者サラが、前作登場した獣医師ハーディングの娘である可能性が伺える台詞も存在する。 登場する主な恐竜はティラノサウルス、マイアサウラ、パキケファロサウルス、プロコンプソグナトゥス、アパトサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプス、パラサウロロフス、ヴェロキラプトル、カルノタウルス。この他、ヒプシロフォドンやオルニトレステス、ムスサウルスなど。
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説 | SF小説