ループレヒト (神聖ローマ皇帝)
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ループレヒト(Ruprecht, 1352年5月5日 - 1410年5月18日)は神聖ローマ皇帝(在位:1400年 - 1410年)、プファルツ選帝侯(ループレヒト3世、在位:1398年 - 1410年)。ヴィッテルスバッハ家出身。
ループレヒトは、1398年にドイツ選帝侯の1人であるプファルツ選帝侯となる。1400年にカール4世の子で皇帝であったヴェンツェルがドイツ諸侯によって廃された後、皇帝に選ばれた。しかし明らかな傀儡皇帝であり、ローマ教皇の戴冠を受けるためにイタリアに向かったが、戴冠を果たせなかった。その後はヴェンツェル派の残党たちと皇位をめぐって争うが、彼の死後に皇帝となったのはヴェンツェルの弟ジギスムントであり、皇位の世襲はならなかった。
- プファルツ選帝侯
- 1398 - 1410
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- 先代:
- ループレヒト2世
- 次代:
- ルートヴィヒ3世